FC2ブログ

"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

苫小牧 (室蘭本線) 1994

tomakomai-Edit.jpg


苫小牧は、1910年に王子製紙の工場が開かれて以来、その門前町として発展した都市である。
駅北側の貯木場は、その水中貯木施設部分が大規模な商業施設に転用されたとはいえ、現在でも広大な面積を占め、市街地側駅近隣に巨大な工場施設が稼働している。
かつては全道各地から原木の輸送列車が到着し、現在の苫小牧運転所横から専用線が貯木場深く敷設されていたが、70年代半ばにはトラック輸送に切替えられ現存しない。工場内へのものは現在でも製品出荷に使用され、コンテナ車が入線しているのはご承知のとおりで、苫小牧と貨物駅の一駅間にだけ設定されている高速貨物を介して本州方面に輸送されている。
余談だが、王子製紙は1951年まで自社所有林のある支笏湖畔までの専用鉄道も有し、1913年に苫小牧から佐瑠太(現在の富川)までを開通させた、日高本線の前身にあたる苫小牧軽便鉄道もまた、沙流川流域の王子製紙私有林からの原木輸送を主要な目的としていた。

製紙工場の巨大な煙突は苫小牧のランドマークであり、ここからの排煙と蒸機列車の白煙を組み合わせた佳作が諸先輩の手により発表されている。
煙を吐かない列車ばかりでは望めない光景だけれど、このランドマークと列車を画角に捉えたいと思っていたところ、編成の長い寝台特急の牽引機が上り本線の出発信号機直前に停車することがわかり、それを実行したのがこのカットだ。
煙突に構内照明などが点灯されず存在感が弱いのが残念だけれど、記録ではある。
列車は、6列車<北斗星6号>。

[Data] NikonF4s+AiNikkor105mm/F1.8 Bulb@f11 Non filter Tri-X(ISO320) Edit by PhotoshopCS3 on Mac.

関連記事

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://northernrailways.blog.fc2.com/tb.php/96-4628b2e3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)