"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

厚岸 (根室本線) 1971

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厚岸周辺は、釧網本線の細岡や塘路と並んで道東での定番の撮影地だった。
前にも書かせていただいた門静方の厚岸湾沿いの区間に、糸魚沢方へ向かっての厚岸湖岸から別寒辺牛湿原に至る区間など魅力ある風景が展開する。ただし、湖水や湿原とあっては足場の限定されるのが難点ではあったけれど。

厚岸湖は幅400m程の水路で厚岸湾に開口しており、当然ながら汽水湖に区分されるが、汐の干満差が大きく実質的には海である。牡蠣の養殖事業もそれゆえであり、事実、漁業法下では内水面でなく海面として扱われている。
厚岸の構内を抜けた根室本線はR300の曲線で左に曲がると、その湖岸線に出る。ここには牡蠣漁業に使われるものなのか小舟の船溜まりがあって、ここでの撮影では前景や点景に取り込ませてもらった。ただ、それが干潮時にあたると遠浅の底が露出して、泥の中に小舟の埋まる光景となるのが困りものではあった。

写真は丁度その干潮時の巡り合わせで、ならば満潮なら撮れないアングルを、と露出した石混じりの泥の中に三脚を据えたカットである。
列車は、混合441列車。この日は貨物の財源は持たずにやって来た。根室本線の混合列車は、釧網本線と異なり蒸機暖房を使用するため旅客車前位の組成を定位としていた。

この当時、釧路-根室間には混合列車1往復の他に貨物列車3往復の設定があって、全て釧路機関区のC58の仕業であった。同区へは68年度からDE10の12両の配置があったけれど、釧網本線の補機仕業に優先投入され、ここへの入線は72年の夏からである。

8月というのに朝から肌寒い日で、午後に向けて気温はさらに低下し、厚岸駅ではストーブが焚かれていたのが印象に残る。

[Data] NikonF+P-AutoNikkor50mm/F1.4 1/250sec@f8-11 Y48filter NeopanSSS Edit by PhotoshopCS3 on Mac.
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