"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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静狩 (室蘭本線) 1992

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噴火湾はカルデラ地形ではないらしい。
それは、直径約50キロにも及ぶ陥没地形を生成したはずの火山噴出物がどこにも見当たらないからだと言う。
確かに鹿児島湾を形成した姶良カルデラの大噴火では、北海道にも10センチ程の火山灰層を存在させたゆえ、なるほどとも思う。

しかし、静狩から礼文に至る海岸線は明らかに断層活動によるものであろう。
この区間の分水嶺は海岸線から直線距離で僅か数百メートルに在り、そこが長万部町と黒松内町の境界となっている。国道37号線に沿って西に流れる来馬川は、やがて朱太川と合流しその河口は寿都町にあるのだ。特異な地形と言って良いだろう。

この急峻な断層崖が海に没する区間を、室蘭本線は高度を上げて分水嶺直下に穿った隧道群にて通過している。
それゆえ、その区間両端に内陸へ迂回するS字曲線と大築堤が存在する。
静狩方では複線化に際して、旧線を放棄し曲線を改良した新築堤が構築された。
礼文側のそれと比較すると足場に事欠き、撮影には不向きなのだけれど、長万部側の山容を背景とした絵は好きな景色だ。

列車は、雨に煙る築堤を登る8007列車<エルム>。
この頃、マニ50を種車に発電セットを載せたマニ24 500番台は<エルム>へ組成が多かった。
予備率を高く取らねばならない電源車とはいえ、それが不足したという事実に隔世の感がある。

[Data] NikonF4s+AiNikkor50mm/F1.4 1/500sec@F5.6 FijiSC42filter Tri-X(ISO320)



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