"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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札幌 (函館本線) 1983

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以前の記事に、駅本屋に接した1番線ホームは「特別な」ホームだと書いた。→旭川 (函館本線) 1983
勿論、札幌駅1番線ホームも例外では無く、優等列車の優先的な着発には、駅蕎麦スタンドや弁当に(鉄道部内に云うところの)雑貨の売店の多くが据付けられ、立売人(後年にはワゴン売り)も屯した華やかな乗降場だったのだが、札幌駅の特殊事情から1980年代には不遇を囲った。

ついこの間までの札幌駅4代目駅舎は、駅機能の他に非現業管理部門庁舎、民間の商業施設を兼ねた総合ビルを民衆駅方式にて、1951年9月に第一期工事として地下1階地上4階建ての東半に着工、翌1952年12月25日挙行の開業式を以て駅と商業施設が営業を開始し、続いて西半の第二期工事に着手して1957年5月29日から北海道支社と札幌鉄道管理局が入居していた。間口96メートル、奥行18メートルのビル用地は1908年12月5日に使用開始の三代目駅舎正面直前の駅前広場に求め、一期工事完成後の1952年にそれの取り壊されて新駅舎と(旧)1番線ホームとの間の広い更地となっていた。この貴重な用地の遊休化には、札幌駅の旅客駅化を主眼とした1957年度からの第一次札幌地区改良計画による東側の車扱貨物施設の撤去を待って着発線の2線に乗降場2面が増設され、それが4代目駅舎に接した1番線ホームと対向の2番線ホームとされたのである。使用開始は1957年9月であった。なお、旧1番線ホームは増設2番線と島式構造の新3番線ホームとなった。

1番線ホームは以来、函館線上り副本線としての使用方に本州連絡列車の函館本線経由が主体の当時には上り優等列車の着発に用いられたのだが、1961年10月改正にて千歳線経由で設定の特急<おおぞら>は、敢えて本線を横断して、上下ともそこに入線とされた。特急旅客に跨線橋を昇り降りさせない配慮である。ここでの「特別な」ホーム化はこの際に始まったとして良い。この措置は特急の増発により輻輳の生じるようになっても「原則」として維持され、それの7往復運転となった1972年3月改正でも14本中の8本が着発し、特に自体も3往復運転となった<おおぞら>は下り2号を除く上下全列車が1番線着発を継続していた。
千歳線列車運転の複線が札幌に達しての1973年10月改正では着発線使用方の変更により、着発する特急列車は函館線から到着して千歳線に向かう上り8本に限定され、他ホーム使用の9本に逆転されてしまうのだが、函館上り線、千歳下り線を横断しての千歳上り線進出は「特別な」ホームの証にも思えたものだった。
しかしながら、1975年7月に運転開始の電車特急<いしかり>7往復は着発を3番線ホームに固定するなど、優等列車着発の主体が第二・第三乗降場、2番線から5番線ホームに転移しつつ在ったのも確かであり、1980年10月の室蘭/千歳線電化による同線列車の増発、1981年10月の石勝線開業にともなう<おおぞら>の経路変更を経て次第に「普通の」ホームと化して往くのである。
やはり、苗穂方の複々線化以降には優等列車着発の比重が圧倒的にその方向に偏る札幌駅の特殊性から、1番線の使い勝手は函館線上りの通り抜け列車を除けば決して良く無かったのである。そのような優等列車の皆無となれば地位低下は自明の理であろう。いつしか立売りワゴンも姿を消し、売店の幾つかの撤去も進んで閑散としていた印象であった。
1985年3月改正に至れば、長距離優等列車では上り<おおとり>と<ニセコ>の発車に使われるだけとなり、他には札幌止りの<まりも><大雪>に<オホーツク6号>が到着するのみだった。昼間に旭川から室蘭への短距離特急<ライラック>7本が入線したのが、せめての救いだったろうか。

写真は早暁の札幌1番線ホームに終着した414列車<まりも>。マニ50・スユ15を苗穂で解放しての7両編成に、機関車はホームの端まで往かずに停まる。
105ミリで1/8秒は手持ちの限界。

[Data] NikonF3P+AiNikkor105mm/F1.8S 1/8sec@f4 NON filter Tri-X(ISO320) Edit by PhotoshopLR5 on Mac.

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