"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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南稚内 (宗谷本線) 1985

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1985年3月14日ダイヤ改正における宗谷方面急行の14系客車置替の趣味的な興味は尽きない。

この置替では気動車編成にあった特別車(グリーン車)の組成がなくなるため、これの代替として、夜行の<利尻>と共通運用でオハネ14が座席代用となる305列車<天北>/302列車<宗谷>にグリーン席が設けられた。
工事は、後位寄りの15番16番の寝台区画に対して施工され、九州特急<さくら><みずほ>に連結の4人用個室式寝台(営業名称-カルテット)の昼間使用時類似の応接室風ソファーシート4人分が設備された。座席車の特別車化や半室改造に至らなかったのは、キロ26での利用実績からの収支判断の結果であろう。
オハネ14の501-503の3両が工事対象となり、札幌運転所[札2][札3]運用の2号車に2両使用1両予備にて運用された。

ところが、この営業施策は、結果として4人用個室風となったのが災いして個人利用客に嫌われ、失敗であった。
しかし、ここで面白いのはこの区画の寝台使用時にある。
この昼間設備の仕様上の事由から、当該区画の寝台は、3段式寝台の上段をそのままに中段が撤去され、下段の寝台舟もソファシートの背ズリを倒してセットするものに取り替えられた。すなわち下段の寝台空間が本来の2段式寝台はおろかプルマン式のA寝台の寸法以上に確保され、しかもグリーン室仕様のB寝台下段の出現である。
もちろん、ここに限って寝台料金は2段寝台のそれが適用されたのではあるが、知る人ぞ知る<利尻>の2号車15番16番の下段は連日空席のことが無い人気だと、乗務員氏から聞いたことがある。まさに、表の不人気と裏の人気が一体で存在したのだった。

その乗り得寝台も、昼間グリーン席の不評から86年11月改正を目標に施工された道内急行の全寝台の2段式化改造に際して、これを廃止しての通常の2段寝台となってしまった。
特別席の設備が有りながら、車体へのグリーン車マークの表示がなく、まして形式称号がオハネロに変更された訳でなく、全国版時刻表にもグリーン車の連結記載もない、2年に満たない期間だけ存在した泡沫のグリーン席。
国鉄末期の珍現象として記憶の価値はあると思われる。

写真は、ニコニコポイントならぬ起点253K500M付近での302列車<宗谷>。
グリーン座席は2両目車両の出入台寄りの一区画。このサイズでは解り難いかも知れないが、窓に巻上げブラインドではなく、横引きのカーテンが見える。

幾度も通ったこの区間の撮影については別項に改めたい。

[Data] NikonF3P+AiNikkor85mm/f1.8 1/500sec@f8-11 Fuji SC42filter Tri-X(IAO320) Edit by PhotoshopCS3 on Mac.
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