"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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新札幌 (千歳線) 2002

shin_sapporo_03-Edit.jpg

千歳新線は厚別川橋梁に続く厚別高架橋(l=1115M)の東端で、左55度33分の斜角にて国道12号線を上空に交差し、ここに支間62.4メートルの並行弦下路式単純ワーレントラス橋が架けられている。国道12号線跨道橋である。
都市内でのトラス橋の採用は、もちろん幅員のある道路を中間に支点を設けずに架橋するところにあるが、より考慮されるのは路面からの空頭確保である。ここでは国道を越える40メートル程の支間に鈑桁橋ならボックス桁を要して、必然的に上路式となるそれの見送られたものである。
よって、当初よりトラス桁構造にて計画されたのだが、その間に札幌市による都市計画道路(*1)のこの位置での交差が決定し、支間の延長を要したのである。これには協議により設計変更分を札幌市の負担として1972年4月の架設予定にて現行のトラス桁が発注されたのだった。
ところが、当時に厚別高架橋の通過地域で騒音を理由に建設反対の声が挙がり、これに反応した札幌市当局の要請により国鉄は桁に発生する騒音の防止対策を求められるところとなった。既に桁自体は通常の無道床構造にて完成していたため、前例の無い有道床への改造を迫られたのである。この時点で橋台などの下部構造も完成しており、問題は有道床化によるレイル面のこう上(*2)と重量増加であった。現地での調査により下部構造の強度は十分とされたものの、レイル面の変動は220ミリ以内に収めねばならず、これにはかなり設計に腐心した様子であり、このための補強材も追加された。
結果的にその重量(死荷重)は、当初の289.6トンに対して300トンを加えた589.6トンにも達して、1973年6月5日深夜に行われた架設作業では大型クレインの使用は困難となり、全面通行止めとした国道上にレイルを敷設し、油圧ジャッキを装備した台車を用いる移動ベント式にてなされたのだった。
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(*1) 現行の厚別中央通である。なお、この国道12号線交点より南側は1996年2月29日付にて道道1138号線に認定されたものの、引き続き札幌市の管理下にある。
(*2) 「こう」は、てへんにエの字である。Macにインプットされていない。土木用語。

この大構築物の撮影は高架橋の連続する区間ながら、幸いにも近隣に所在の新札幌停車場乗降場から可能であり、札幌往来には定番の位置となっている。それしか採れない画角には、これを背景としたカットを多く見かけるけれど、ここはやはり前景だろうと思っている。背景が空に抜けるから、それで印象を差別化出来る。
写真は、8010列車<カシオペア>。
ヴァリエイションは、新札幌 (千歳線) 2001新札幌 (千歳線) 1999 にある。

[Data] NikonF4s+AT-X300AF PRO 300mm/F2.8D 1/125sec@f4 Fuji LBA2 filter Ektachrome Professional E100SW [ISO160 / 0.5EV push] Edit by PhotoshopLR5 on Mac.

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