"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

西の里信号場 (千歳線) 2000

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北広島 (千歳線) 1988 から続く

苗穂-北広島間の新線切替により全線の複線化の成った千歳線は、以後本州連絡の主要幹線としては勿論のこと、1980年10月1日の電気運転化、千歳空港駅の設置を経て、札幌圏近郊輸送網に重要な地位を占め、また空港連絡線としても機能しているのは周知の通りである。続く1981年3月5日には全線でのCTC制御も使用を開始している。
千歳新線内には、その後に平和と西の里のふたつの停車場が設けられた。

1986年11月1日改正に際して札幌圏に5箇所が開設された臨時乗降場のひとつとして、苗穂起点5K800M地点に置かれたのが平和乗降場である。居住者の増加していた北都団地からの利便に応じて、この付近での千歳線上下線間用地を活用し、札幌貨物ターミナルを越えていた既存の柏山人道跨線橋(* )が出入口に利用可能なことから実現したものである。
当初には、人道橋からの階段下に待合所を置いて、鉄骨にスレートを乗せた簡易構造による幅2.5メートルの乗降場が上下線内側に相対して設けられていた。
北海道旅客鉄道の発足した1987年4月1日付にて旅客駅に昇格し、利用者の順調な増加に対しては1992年に離れていた上下乗降場間を板張りにて一体化(島式化)することで9.4メートルに拡輻し7月1日より使用とした。1998年10月には、階段下待合所の拡張・改築により駅本屋を設け、時間を限るものの営業要員が配置された。島式ホーム上への本屋は、東海道本線弁天島と並んで珍しい。
その後、2002年10月17日に柏山人道橋が若干位置を変えて架替えられたのに対応して、翌2003年11月には乗降場間とのエレヴェイタが設置され、2004年11月から12月にかけては乗降場の改修と上屋の設置工事が行われて、現状となっている。
なお、移転以来永く無人であった上野幌についても、1998年3月に盛土下に駅本屋を設けて要員が置かれた。

新千歳空港への支線の開業した1992年7月1日改正では、空港連絡の高速列車の頻発運転に対応して、苗穂起点18K100M地点に西の里信号場が開設された。この付近に1キロ程続く直線区間を利用したもので、偶然であろうが旧線にかつて所在の同名信号場と至近位置となった。
この珍しい複線区間での退避を使命とした信号場については、西の里信号場 (千歳線) 1999 に書いたので繰返さない。
付記すれば、その施設上の位置-18K100Mは、千歳新線上に移設された上野幌の距離更正後の位置、即ち起点13K900Mから実距離であるが、北海道旅客鉄道の実用する列車運行図表などでは、上野幌以遠を距離更正のないキロ程で示し乍ら、西の里のみをこの実位置で記載する。よってそこには上野幌との駅間6.5キロ、北広島と1.5キロと在るので注意を要する。施設上には、上野幌から4K200M/北広島へ3K800Mである。
構内全てが10パーミルの勾配上に存在し、その起動条件からは下り貨物列車の退避には不向きである。過去、積雪期に起動不能となった事例があり、現在の冬期使用停止はそれゆえと思われる。
(この項続く- 参考文献はシリーズの最後に記載する)
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(* ) 札幌貨物ターミナル(当時の新札幌)建設に伴い1967年12月に廃止された函館本線柏山踏切を代替したものである。但し設置は1971年10月であった。

写真は、西の里を通過する5774列車。ダイヤは専用貨物列車で引かれていたが、苫小牧(貨物)に着発線荷役線の整備される以前にて、札幌貨物ターミナルから同所へのコンテナ集配列車であった。

[Data] NikonF5+AT-X300AF Ⅱ 300mm/F2.8S 1/125sec@f5.6 Non filter Ektachrome Professional E100SW [ISO160 / 0.5EV push] Edit by CaptureOne5 on Mac.

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