"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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広内信号場-西新得信号場 (根室本線) 1978

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札幌と釧路を結ぶ気動車による優等列車は、1961年4月15日に函館線内を夜行運転としていた函館-釧路間準急<狩勝>(*1)に、これを札幌発着へ立替えの上で投入したことに始まる。気動車運行による大幅な到達時分短縮から、同時に急行列車への格上げもなされた。
これは、苗穂機関区への1960年度民有車両計画によるキハ56-5両/キハ27-12両/キロ26-5両の配備を待って行われた施策であり、後に続々と増備される、この急行形気動車系列による全国で最初の急行列車への運用事例でもあった。この22両の配備は、<狩勝>の5両編成-1組運用の他にキハ55/26(*2)を使用していた函館-札幌間座席指定制急行<すずらん>の置替とそれぞれの増結、および日高本線への季節準急運転を考慮したものであった。
根室本線系統へは、続いて1961年度本予算車の出場により同年10月1日改正で客車運行の札幌-釧路間多客臨(*3)を定期化の上函館-札幌間<アカシヤ>と繋いで気動車化した<摩周>が設定され、以降1962年2月1日に帯広発着の<十勝>、1963年6月1日には札幌-根室間に<阿寒>が相次いで増発されて根室本線の気動車優等列車群の骨格が形成されて往くのである。1962年10月1日改正で特急<おおぞら>が運転を開始し、1964年10月1日改正での<摩周>の<おおとり>への特急格上げもあるが、本州連絡を使命とするそれらに対して線内優等列車として機能を果たす列車群であった。
1968年10月1日改正を以て、その代表として<狩勝>への愛称統合(*4)が行われた後も1往復が季節列車に格下げされた時期もあるものの、3往復の設定は永く維持された。

石勝線の開業した1981年10月1日改正では、帯広発着を除く2往復が編成を短縮されながらも滝川経由にて残存したけれど、以後、1984年2月1日改正にて上りの根室発の廃止と1往復の帯広-釧路間の普通列車格下げが行われ、1985年3月14日改正でグリーン車の組成廃止、1986年11月1日改正では、1961年に客車準急を置替えた<狩勝>本来のスジの廃止など運転縮小が続いた。終末期にはキハ56の2両に富良野回転車としてキハ40を併結する遜色急行となって1990年9月1日改正にて消滅した。
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(*1) この列車は、1950年10月1日改正で設定された小樽以遠を普通列車とした函館-釧路間準急を、1955年6月1日に全区間準急列車に格上げしたものであるが、この際には新設の函館-網走間準急列車に函館線内のスジを譲り、それの附属編成となっていた。客車の配置と運用の都合であろうが、函館発着は1両が網走編成に併結されるのみで列車本体とも云える2等車を含む4両は小樽解結とされた。実質の小樽-釧路間昼行準急は、現在まで繋がる根室本線系統昼行優等列車の嚆矢に違いなく、当時に同線内夜行優等列車の函館-釧路-根室間急行<まりも>と対をなす代表列車であった。<狩勝>の愛称は1959年9月22日(1958年7月15日とする説もある)に付与されたもので、同時に網走準急は<はまなす>と命名された。
(*2) 2等車はキロ25。冬期間に3等車はキハ22に置替られていた。
(*3) これも<狩勝>を名乗っていた。
(*4) 上りの<阿寒>のみが運用の繋がっていた函館本線急行と統合して根室-函館間<ニセコ>とされた。

写真は、広内信号場からの馬蹄形曲線を駆け下りる401D<狩勝1号>。
前2両は1962年5月1日以来の旭川発着附属編成。キロ26を含む8両組成は幹線急行の風格十分である。

[Data] NikonF2A+AiNikkor105mm/F2.5 1/250sec@f8 Y52filter Tri-X(ISO320) Edit by PhotoshopLR4 on Mac.

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