"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

蘭島 (函館本線) 1982

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跨線橋を続ける。

戦前戦後の鉄道黄金期の時代、幹線の主要駅でも無い限り駅本屋は平屋が原則であったから、立体的に線路をそれこそ跨ぐ跨線橋は、本屋の屋根越しに見える。
ゆえに、それはそこに鉄道が通り、駅が存在することの象徴たり得た。ビルディングなど無い時代なら、それで駅の方向が知れたであろうからランドマークである。
鉄道が外界と繋がる唯一手段であり、その駅が、そこに暮らす人々拠り所であればあるほどに、跨線橋には意図的な思いが込められたのではなかろうか。
かつての網走本線の置戸や宗谷本線の美深、石北本線の丸瀬布など、開拓地の入口駅に重厚な跨線橋の多く存在するのは、そのような理由なのかもしれない。

函館線の倶知安で撮影を予定していたこの日。函館からの夜行を未明の下車が億劫になり、蘭島まで乗り通して、ここで交換となる上りでの折り返しとした。その際のスナップである。

列車は、130列車函館行き。
停車列車だが、タブレットキャッチャが準備され、運転担当駅員がタブレットの投下を待っている。
下り本線で待つ札幌行きに、それを手早く渡すためである。

夏の日ゆえ、ここ蘭島は海水浴臨時列車の発着で忙しくなる。

[Data] NikonF3HP+AiNikkor85mm/F1.8 1/500sec@f11 Fuji SC48filter Tri-X(ISO320) Compiled by PhotoshopLR3 on Mac.

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