"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

中湧別 (名寄本線) 1975

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キハ23/45を鉄道雑誌の新車記事に見た時、そのパノラミックウィンドウを採用した前頭形状に強く惹かれた。やはり紙面に見ていた153系や111系電車のスマートなそれに比して、見慣れたキハ22やそれを高運転台化しただけのキハ27/56の気動車然とした平面顔を歯痒く思っていた身には溜飲の下がる想いだったのである。
その3扉の近郊型電車を2扉にアレンジした車体構造に両開き扉の採用にも気動車の地位向上を感じていた。同時に紹介されていた道内向けキハ24/46は、キハ22の構造を踏襲したものだったけれど、整然と並ぶ客窓が1.3メートル延長された車体長と相俟って好ましい印象を与えていた。

キハ28/58を受け継いだ機関と走り装置に目新しいものは無く、機械式気動車の淘汰も一巡した時期の新製により総数で179両に終わった地味な車両群ではあったけれど、近郊型を標榜した接客設備の車体構造に幅広の乗降扉は、そのプロトタイブとして417系電車やキハ40/47に、道内向けのそれは711系電車にオハ/オハフ50(51)にまで及び、この点においてはもっと評価されて良いだろう。その精悍で端正な前頭形状もキハ58(56)/28(27)の66年度本予算車以降に引き継がれている。

心待ちにしていた配置は、1966年12月に苗穂機関区へのキハ46の4両だった。宣伝も考慮したものか、当初にはこの形式だけでの組成にて函館/千歳線に運用されたのを思い出す。増備されるものと期待していたのだが、結局のところキハ46-6両に翌年4月のキハ24-10両に終わってしまい、道内では極めて少数派であった。特に、キハ24は函館に旭川と釧路の配置で札幌周辺で見ることは出来なかった。
キハ22の初期車とでも8年程度の経年差だったせいか、80年代の列車キロ削減やルーラル線区の廃止による気動車の余剰と云う事態に、それと運命を共にして95年度までに全廃されてしまった。

この名寄本線や石北本線に運用されていたのは、旭川機関区に配置のキハ24-2両であった。その特徴在るパノラミックウィンドウを間近に見る。
列車は、625D遠軽行き。
余談だけれど、同じくパノラミックウィンドウを採用しながらデザインに失敗しているのがキハ40と思える。それは高々運転台となったことで貫通扉窓の高さ方向寸法と位置が運転台窓と揃わない点に起因するのは明らかだ。

[Data] NikonF2+AutoNikkor50mm/F1.4 1/500sec@f8 O56 filter Tri-X(ISO320) Edit by PhotoshopCS3 on Mac.
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コメント

パノラミック

パノラミックウインドウですか・・・。

キハ22の鈍臭さに憧れていた身としては、都会的に洗練された風なキハ23は異端に見えたのが正直な所です。

でもなかなか見られないモノでしたから、たまに出会うと不思議なモノを見た気がしたもの。

名寄本線で見たのが唯一でしたか。天北線にも入っていましたかね?

  • 2013/08/17(土) 20:53:12 |
  • URL |
  • 風太郎 #ORZvdv76
  • [ 編集 ]

Re: パノラミック

子供時代に、札幌で身近かな気動車の顔と云えばキハ21に22、55の平面顔、
後退角が付いたとは云え、それを高運転台にした27/56系列でしたので、
雑誌に、内地電化区間の颯爽とした電車を見ては歯痒く思っていたものですから、
この系列の登場には、多少なりとも気動車の地位向上を感じて、溜飲の下がったのでした。

当時には、旭川にキハ24の2両、キハ46の1両が配置されて、当然に宗谷線/天北線の
運用にも入りましたが、稀少車には違い在りませんね。
天北線の稀少車と云えば、バス窓では無いキハユニ26も居ました。
もし、それとの併結列車の写真でも撮っていれば、超貴重品。

  • 2013/08/18(日) 11:33:10 |
  • URL |
  • Wonder+Graphics #-
  • [ 編集 ]

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