"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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北舟岡 (室蘭本線) 1996

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稀府-黄金 (室蘭本線) 1998 の Kodachrome film を続ける。

コダクロームには高感度のPKL/KLがあった。主には高速シャッタを要するスポーツ写真分野向けに開発されたもので、シリーズで最後にラインナップされながら、その特殊性から最初に販売中止となったフィルムでもある。
これは、仕事写真にも用いたことがある。高感度ゆえの粒状感を逆用するだけのことだけれど、それでも外式フィルムの鮮鋭度を見ればEPNを上回って、ザラつきながらも独特のシャープな表現には最適だったのである。

リバーサルを鉄道撮影に持ち出すとTri-XのISO320減感に慣れた露出勘には、64や100の感度にリハビリが必要で、当初にはEPLやこのPKLを試していた。前者は発色が気に入らずに早くに脱落したけれど、PKLはだいぶ後まで、PKRと併用して早朝・夕刻の感度の必要な場面に使っていた。
発色はPKRとは真逆にマゼンタに転び、それはかなり強いものだったのだが、PKRほどに乳剤毎のバラつきは無かったように思う。中には、夜間のバルブで蛍光灯補正の必要のまったく無い乳剤があり、それでの夜景発色が気に入ってそのエマルジョンナンバーを買い集めたこともある。彩度もPKRに比べれば乗り気味に感じられ、それの高感度版と云うより別のフィルムであった。
けれど、エクタクロームのE100S/SWが発売となり、これのISO160露光の0.5EV増感現像を常用とするに至れば、ISO400への増感でも粒状性にカラーバランスも許容範囲にあったから、PKLの出番はなくなったのだった。

さて、これをスキャニングにてデータ化してみれば、粒子のザラつき感は十分に補正可能なレヴェルにあった。鮮鋭度はPKRに劣らないから、実用上それと同等の画質が得られたのである。ならば、これでもっと撮っておくべきだった、と些か後悔している。
写真は、薄明の噴火湾岸の6003列車<北斗星3号>。
黎明時間と通過時刻から選んだ1月半ばの時期なものの、8001と1列車には露出不足で30分後の6003列車で得られたカットである。背後の稀府岳からの吹き下ろしの凄まじく、夜明け前のここに立つのは憚られるほどだった。
食堂車では乗組員が準備に忙しいはずなのに、この朝はテーブル側に灯りが入っていない。
既出の画角だが、PKLでの撮影にてご容赦いただきたい。

[Data] NikonF4s+AFNikkor180mm/F2.8ED 1/125sec@f2.8 Fuji LBA2+CC0.5G filter PKL Edit by CaptureOne5 on Mac.
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