"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

函館 (函館本線) 1978

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[函館 (函館本線) 1988 から続く]
1993年以降、機回線を含む5面10線にて運用されて来た函館駅は、2001年4月26日に駅本屋建替計画にともなう構内改良工事が起工され、それは5月9日を第一回として以後2002年1月31日まで延べ40回の線路閉鎖をともなう大掛かりなものであった。深夜のそれにより、その実施日には下り<北斗星>に上下<はまなす>が五稜郭-函館間を運休し、時刻表にも記載されたのでご記憶の方も多いだろう。
特に2001年8月25日には15時より15時間に及ぶ信号の現示停止がなされ、この間手信号により最小限の列車運行を確保しながら、翌8月26日に有効長357メートルに及ぶ第6乗降場(9・10番線)と外側の機回線(11番線)が運用を開始した。これは、新本屋建設に支障して撤去される第1/第2乗降場(0-2番線)と有効長が70メートルにまで短縮予定の第3乗降場(3・4番線)の代替となるものであった。
同年9月27日には0番線を廃止して3・4番線を使用停止。翌2002年1月31日には1・2番線を廃止し、電車線設備を撤去の上で3・4番線を復活、合わせて跨線橋を廃して各乗降場の端部を連絡する地平通路が設けられた。この際にホーム番線の3-10番を1-8番に改める現況に移行し、一連の構内改良を完工した。

構内のコンパクトに一新された函館駅であるが、ここで注目すべきは現行の第1乗降場である。それは、70メートル程が残されるのみとは云え、気動車特急が13両の長大編成を横たえるなどした、かつての優等列車ホーム「函館第2乗降場」の北端である。早暁のここに立って、3番・4番線ホームに並ぶ<北海><おおぞら>を眺めた経験をお持ちの方は多いだろう。位置は動いていないから、ここを基準にかつての構内を想起することも出来る、旧函館駅唯一の遺構である。
駅舎建替には触れなかったが、この2代目函館駅で4代目となる新駅本屋の供用開始は2003年6月21日であった。

写真は、旧跨線橋から暮色の北側構内を見ている。右が旧第1乗降場、左が旧第2乗降場である。この日、遅れの16D<おおとり>は、まもなく定時で到着する6D<おおぞら2号>に4番線を譲り3番線の到着となった。この北端部分が現第1乗降場として残る。

ところで、現在、旧函館シーポートプラザ建物に隣接して「旧函館駅所在地」なる碑が置かれ、0キロポストを模した石柱が存在している。これは、1962年の函館駅開駅60周年事業として、1902年12月10日に海岸町に開業した初代函館駅の跡地とされる公園に建てられたもので、どのような経緯か知らぬが1990年にここへ移設されたのである。このような歴史を無視した暴挙は考えもので、そこに存在する意義の全く無いものであるばかりか、案内板の併設されるものの一読しては解り難く、史実を知らない者に誤解を与えかねない。

参考文献 : 道南鉄道100年史「遥」北海道旅客鉄道函館支社 2003年

[Data] NikonF PhotomicFTN+AiNikkor50mm/F1.8 2sec@f5.6 Non filter Tri-X(ISO400) Edit by CaptuerOne5 on Mac.
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