"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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北浜 (釧網本線) 1967

kitahama_05-Edit.jpg

1967年夏に初めて北浜を訪れた際の、そこでの最初のカットである。
ご他聞に漏れず、何はともあれ濤沸川橋梁に向かいこれを撮っている。この画角を押さえた後に、真横に撮ってみたり、橋梁の袂に接近してみたり、反対側の海岸側に回ったり、或は市街地背後の丘から遠望したりするから、これが北浜での基本形なのである。
この頃の拙い写真技術を思えば偶然の産物に違いないけれど、季節も海風もそこの大気感も写り込んでいて、以後ここでこれ以上の基本形は撮れていない。しかも、やって来た機関車は当時北見機関区に居たC581であった。

釣り人にはとっくに承知のことだろうが、汽水湖である濤沸湖にはオホーツク海に流氷の押し寄せると、それを避けて様々な魚が避難して来る。その中には海底の砂に暮らすカレイもいる。ずいぶんと前のことだけれど、流氷の去って湖面の氷も溶け往く頃、この橋梁下でタモ網を振り回す子供らを見かけ、背後から覗き込むと小さな魚がいくらでも掬えるのだった。聞けばカレイの子だと云う。ここで越冬して春に海へと帰って往くのである。その出口で待ち構えられてはカレイも敵わぬことだ。
親魚は海との間を自由に行き来しているらしく、これは、今でも湖面での釣り魚である。もちろん漁も行われていて、これの他の漁獲にワカサギやチカは当然との気もするが、ニシンもあると聞けば以外に思える。2008年度の統計では9トンもの水揚げが記録されている。これも海との往来組なのだろう。

列車は、混合630列車。
斜里から網走までの区間列車ゆえか、ここでのセオリーに反して貨車は後組成なのだった。
道東オホーツクの大気は爽やかで、当時札幌に暮らしながらそう思うのだから贅沢と言うものである。その海を見て「海水浴」を企て、見事に敗れ去る話は前に書いた。→北浜 (釧網本線) 1968

[Data] NikomatFT+AutoNikkor35mm/F2 1/500sec@f8 Y48filter NeopanSSS(ISO200) Edit by Photoshop CS3 & LR3 on Mac.
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コメント

こんばんわ。

北浜駅のこちらの橋は
以前より有名なのですね。

駅の喫茶店のマスターにお聞きし
背面の丘に登って
俯瞰したことがございました。

もう2年訪れていません。
思い出してしまいました。
また北浜駅にホタテカレー食べに行きたいです(^^)

  • 2013/03/17(日) 19:14:38 |
  • URL |
  • An #JalddpaA
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんばんわ。Anさん。
いつもありがとうございます。

6年程前なりますが、久々で訪れた北浜駅に古い鉄道屋は面食らってしまったのでした。
私も撮影では無く、そこの観光列車に「乗り」に行ったのですけれど、
あの待合室を埋め尽くす「お札」には、なにやらの怨念を感ずる程でして。
鉄道が観光路線となることはルーラル鉄道の方向性の選択肢です。
付随しての駅自体の観光資源化もあり得るでしょうが、そこに観光バスが乗り付けたり、
自家用車で訪れるには、どこか違和感がつきまといますね。
最近では、そこから一駅なりの短区間を「ローカル鉄道に体験乗車」と云うバスツアーもありますが。
どうあれ、駅に「お札」を貼ったら、鉄道にも「乗って」いただきたいものです。

駅前の国道も拡幅され、いつも登って海を眺めた海岸段丘がすっかり崩し取られていたのが一番残念でした。

  • 2013/03/18(月) 00:19:07 |
  • URL |
  • Wonder+Graphics #-
  • [ 編集 ]

北浜

こんばんは。

北浜というところは、オホーツクに一番近いという割には、電柱等障害物が多く、
なかなかすっきり海を入れられないですよね。
彷徨い歩いた揚句にやっぱりたどり着くのがこの鉄橋だったような気がします。
私として鉄橋の浜小清水側の雪原も気に入っていますが。

「お札」は学生の頃、私も便乗して使用済み定期券を貼り付けた思い出があります。
当時は気さくな駅長が一人駅を守っていました。

30年後に探しましたが見つかるはずも無く。あんまり古い奴は「更新」されてますかね(笑)

  • 2013/03/18(月) 22:20:32 |
  • URL |
  • 風太郎 #ORZvdv76
  • [ 編集 ]

Re: 北浜

こんばんは。

もっと良く探せば見つかったりしませんかね。あの「お札」群は、半端な数じゃありません。
更新かけるにしても、どうしているんでしょうか。
いちいち古いのを選り分けれるはずないし、壁面に仮想グリッドを想定してひと区画全部とっちゃうとか。
或は、何年かに一度すべて無くしてしまうとか。
いずれにせよ、外したら「供養」でもしないといけないような迫力があります。

橋梁は、市街地背後の丘から奇麗にヌケたのですが、手前の国道橋の街路灯が改修されてから、
それが引っ掛かるようになってしまいました。

  • 2013/03/19(火) 00:38:47 |
  • URL |
  • Wonder+Graphics #-
  • [ 編集 ]

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