"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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木古内 (海峡線) 2005

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道南の紅葉黄葉は10月下旬である。夏の長引いた年ならば、それの11月にズレ込むこともある。ところが、ここでの11月初めと云えば秋と冬の気候の迫間でそれは決して安定しない。太平洋高気圧の衰弱にともない寒気の南下して、低気圧は頻繁にオホーツクを東進するようになる。
この年も紅葉黄葉前線の遅れの報に、仕事を遣繰りして渡道を先送りしたものの、途上に立ち寄った矢立峠では雷鳴轟く豪雨に出会い、渡道初日の大野平野でも、そこは江差側からの風の通り道となって低い脊梁山地越えで生成された雨雲が次々と通過する有様なのだった。もう少しだけ季節の進めば、それは降雪をもたらす雲である。
翌日に早朝から立った小沼畔でも驟雨に襲われ続け、携帯電話をWebに繋いで雨雲情報を得てみれば、直線で40キロばかりの津軽海峡沿岸が雨雲ルートから外れるのを見て取って早々と転戦を決めたのだった。

かつて、木古内の江差/松前方は木古内川橋梁まで江差線と松前線の単線が並列しており、新幹線規格の海峡線から在来線への連絡線は、左右に分岐して往くこの2線の間に割込む形で建設され、並列区間をそのまま複線に転用する配線が選ばれた(*)。
江差線はこれの下り線から、松前線は上り線からの分岐とされたのである。けれど、松前線は海峡線開業を待たずに廃止となり、そこに挿入された分岐器は両線に列車を捌くことなく撤去されてしまった。
(*) - 但し、その際にこの区間に存在したR300の反向曲線は改良され、木古内川橋梁が川上側に架替えられている

写真は、海峡線の新在分岐点からの在来線接続線を下る3063列車。画角外左に松前線の軌道跡が残る。
全ての貨物列車が木古内への運転停車のため、ここで速度を緩める。それは、滑走防止に撒かれた砂を巻き上げての制動になっていた。
日照のあった木古内だけれど、この時既に北側に局地的な寒冷前線の接近が黒雲となって見て取れ、光線はその上辺からスポットライトの如くに差し込んでいた。それはレンズ鏡筒に直射してハレーションを引き起こすが、低くてキリ切れない。
これの撮影直後、小さな寒冷前線はここまで到達し、突風をともなった降雹に襲われた。

[Data] NikonF5+AT-X300AF PRO 300mm/F2.8D 1/250sec@f5.6 Non filter Ektachrome Professional E100GX [ISO160 / 0.5EV push] Edit by CaptureOne5 on Mac.
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