"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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植苗-沼ノ端 (千歳線) 2012

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美々川は、石勝線駒里信号場に程近い畑作地に切れ込んだ低い崖下からの湧水を水源とし、湿地帯を形成しながら蛇行を繰り返して南に流下しウトナイ湖に至る。そして、そこの南岸から溢する流れも美々川と呼ばれるのだが、1キロも往かぬ地点、千歳線上り線と室蘭本線を交した下流で旧勇払川が合流すると、勇払川と名を変えてしまう。その事情については、勇払川に関連して前にも書いたことがある。→勇払 (日高本線) 1988

そこには、流路の判然としない程にウトナイ湖の周辺湿原が伸びていたのだが、ここを通る車窓には年々ハンノ木と思しき樹木の繁殖と成長が見て取れて、湿原の乾燥化を感じていた。それは、ここに限ればウトナイ湖の水位低下、面積の縮小によるもので、明らかに70年代から西側で行われた排水工事/土地造成による人為的な結果であろう。
ここへは、橋梁が樹木に覆われる前にと、数年振りで訪れたのだけれど、ごく最近に河川改修と排水路工事が行われたものと見え、湿地の東側は整地されて完全に失われていた。西へ追いやられた流路も、かつての湿原の中の滔々とした流れを喪失して淀むばかりなのだった。

写真は、千歳線下り線の勇払川橋梁上の8002列車<トワイライトエクスプレス>。
残された湿原を前景とするには、この画角しか切れなかった。これとて湿地とするにはススキの原に過ぎ、樹木が列車を隠すのも時間の問題だろう。連日の悪天の中での秋空が救いだった。

ところで、沼ノ端 (千歳線) 1992に書いた、ここで20年前に拾った猫の3兄弟のその後である。
以来、思い出したように連絡を取っていた同級生によれば、黒猫の雄は、好奇心の旺盛だったものか事故で急逝してしまったらしい。バックパックに詰め込んでの移動の時、その底まで潜り込んでしまい「落としたか!」と焦らせたのは、確かにこの子だった。
ホルスタイン柄の雌のひとりは里親の転居で99年以降は消息不明だけれど、その先が関西と聞けば、道産子猫の命脈をかの地に伝えたものと思う。江別に引き取られたもうひとりの雌猫は、美々川から「ぴぴ」と名付けられ数年前に天寿を全う、今もその子孫が同家に健在と云う。

[Data] NikonD3s+PLANAR T* 50mm/F1.4ZF 1/1000sec@f4 C-PL filter ISO320 W.B. 5560 Developed by CaptureOne5 on Mac.
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コメント

デジタル

こんにちは。

遂にデジタルデータが出てきましたね。
しかしレンズがプラナーとは渋い。
ヌケの良さはデジタルでも健在なのでしょうか。

北海道の原始的な風景も刻々と姿を変えていますね。
このあたりは特に人の手が入っているからでしょうか。

  • 2013/02/11(月) 12:25:43 |
  • URL |
  • 風太郎 #ORZvdv76
  • [ 編集 ]

PLANAR T* 50mm/F1.4ZF

こんにちは。

ニッコールの現行50mm/F1.4は、いまひとつ「らしくない」レンズでして、
キレが気に入らずにいたところ、このニコンマウントプラナーの発売で、
それに差替えてしまいました。端正な描写には満足しています。
AFはもとより使っていませんので、これで十分です。
ヌケはディジタルならば良過ぎるくらいで、PLフィルタでも併用すれば、
それこそ「透き通るよう」にメリハリ感のあるクリアな絵になります。
なので、このカットには少しばかりノイズ処理を加えています。

  • 2013/02/11(月) 14:45:06 |
  • URL |
  • Wonder+Graphics #-
  • [ 編集 ]

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