"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

春別 (標津線) 1978



標津線は茫洋としたイメージがある。捉えどころがないのだ。
何処で撮っても同じようなカットになるだろう。

これで旅しても、車窓には牧場と落葉松林と落葉樹、さらに牧場と落葉松林と続いて行く。
時間を喪失する線路だ。

根釧原野に敷設された標津線は、台地に浅い谷を刻む小さな流れを幾度も渡る。その都度谷へと下り、直線的な平面線形ながら、はげしく上り下りの勾配を繰り返す。
しかも、簡易線規格ゆえの20から25パーミル勾配が随所に存在した。
その線路縦断面図は宛らノコギリの様相を呈し、北海道ならではの特異な線形の路線であった。

写真は、春別川を渡り20パーミルを上って台地上に出た、354D厚床行き。
この当時、貨物列車はスジこそ引かれていたものの、既に牽くべき財源が無く運休が常となっていた。

快晴で雪原が眩しい午後だった。

[Data] NikonF3HP+AiNikkor50mm/F1.4 1/500sec@f11 Kodak No,12filter Tri-X(ISO320) edit by CaptuerOne5 on Mac.
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