"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

増毛 (留萠本線) 1980

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留萠本線の列車は、終着駅増毛への到着寸前の右手に漁船の船溜を見る。
釣りのポイントでもあり、釣り人は増毛漁港と呼んでいるようだが、正確には増毛町の管理する地方港湾「増毛港」で、漁業施設はその一部と云うことになる。そもそもは1900年代初頭に漁港として築造されたものが、戦後の1953年度に地方港湾の指定を受け、実際に内航海運による石材や砂利、燃料類に海産物加工品の移出移入港として機能して来たと云うが、札幌方面との国道231号線が整備されてからは、やはり漁港機能が主体であったろう。
70年前後までの増毛駅は、その海陸連絡駅としての使命も果たしていたと思われ、構内には多くの側線が敷かれて港湾側には倉庫群が立ち並んでおり、留萌との間に1往復の貨物列車が設定されていた。残念ながら撮ってはいないのだけれど、留萌で見かけた9600蒸機牽引のそれは長い組成だったと記憶する。

この頃、浜番屋に執心していて→黄金 (室蘭本線) 1979 蒸気撮影時代のロケハンの記憶を頼りに増毛まで入ったものの、そこは近代的な施設ばかりで、寧ろそれは礼受や阿分あたりに点在していたのだが、列車との組合せの難しいロケーションで撮らず仕舞いだった。
その際に撮り逃してしまった漁港には翌年に再訪している。

写真は、その増毛漁港を往く764D、留萠行き。
前夜からの悪天候にて出漁がなく、係留船にて溢れた船溜は逆に有り難かった。

[Data] NikonF2A+AiNikkor28mm/F2.8 1/500sec@f5.6 Kodak No,12 filter Tri-X(ISO320) Edit by PhotoshopCS3 on Mac.

余談だが、このNikkor28mm/F2.8は、ニッコールにあるまじきレンズだった。周辺の崩れが大きく、像高も過剰なものだったのである。他にF2とF3.5も発売されていたけれど、前者は重く後者は開放値が不足気味で、結局のところアダプタの存在を知ってDistagon 28mm/F2.8に替えてしまった。このあたりについては[番外編 6] 急行“天北” 1984に書いている。
ニッコールの広角系列は、オートフォーカスの時代になって劇的に改善された。
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