"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

有珠-長和 (室蘭本線) 1996

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エントモ岬は、噴火湾へのほんの小さな突起に過ぎない。
けれど、長和側から眺めると後背に長く続く台地の張出しと見て取れ、五万分の一地形図の虻田/伊達図幅を開けば、そこの流山地形から7〜8千年前と推定される有珠山の山体崩壊による岩屑(がんせつ)なだれの到達した東端と知れる。

国道37号線からその先端へは緩やかな傾斜で、古くから道路の付けられていて、それを辿ると岬上部を回るようにして長和側に降りられた。
そこには小さな港湾施設が造られていたのだけれど、ここで船舶は疎かボートの類いすら目にしたことはない。近隣の北海道電力伊達発電所は計画当初にその燃料輸送を小型タンカーによる海上輸送としていたようで、それに関連して先行着工されたものの、室蘭からのパイプライン送油の採用にて放棄されたものだろうか。岬の沖合海上に突き出した構築物とともにここでの謎である。
道路は、これの築造に際しての資材輸送路として整備されたものと思われ、現在ではこれも放棄されて岬上にて途切れる。

岬の有珠側、柴田踏切での定番なら、やはり有珠-長和 (室蘭本線) 1994の画角となるのかも知れないけれど、上り列車に限られて、下りには近くの農家の庭先を横切って台地上への細道を往くことになる。

写真は、柴田踏切へと差し掛かる8007列車<エルム>。有珠-長和 (室蘭本線) 1995と同一位置からの撮影である。
<エルム>は、この頃になると各季節臨期での設定も減り、長大編成も見られなくなっていた。
ピークの90年度に上下で339本あった運転は、96年度では52本に過ぎない。(共に団臨運転を含まず)

[Data] NikonF4s+AFNikkor180mm/F2.8ED 1/250@f5.6 C-PL filter Tri-X(ISO320) Edit by CaptureOne5 on Mac.
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