"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

姫川 (函館本線) 1990

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都市圏市街地のものだったコンビニエンスストアが、ルーラル地域へ、そしてロードサイドへと進出したのは、いつ頃からだろうか。

旅する者の視線で見れば、70年代からこの方続くのに、途上の食事に欠かせなかった駅弁当の販売時間の短縮に販売駅の減少、弘済会売店(後のキオスク)の撤退、それに駅前食堂の廃業がある。ルーラル地域間を夜行急行を挟んでの移動など、それを意識してスケジューリングをしなければ食事にありつけぬようになった。かつての旭川や遠軽なら深夜から未明でも駅弁の立売りが出ていたのである。
これと反比例するように、ルーラルな街中や駅前に開店し始めたのがコンビニであったのだ。それは24時間営業であるから早朝に一日の行動食の仕入れも出来る。やがて、自動車利用を前提に広域を商圏として国道沿いにも進出して、それはフランチャイズ方式ゆえオーナーの土地保有の都合からドライブイン等既存のロードサイド店と隔絶した地点も在って、撮影地近隣やその途上と云うケースも生じた。
確かに、コンビニエンスこの上無いのだが、正直に申せばその弁当やら握り飯は旅に出てまで食したいものでも無い。

現在、国内のコンビニ店舗数は4万前後で消長を繰り返していて、これが飽和数と見られているようである。都道府県別には、やはり東名阪の大都市圏が圧倒的なのだけれど、単位人口あたりの店舗数ならば、10万人あたり46店となる北海道が44店の東京都を押さえ全国一である。(2007年度 経済産業省商業統計データによる)

写真は、函館桟橋起点43K500M付近のR301曲線上の5009D<北斗9号>。
この、粋な宿舎が近隣に在ったポイントについては、以前に姫川 (函館本線) 1996で書いている。これは列車右側の樹林帯の伐採される前で、インカーブ側からしか撮れなかった頃の基本形とも云えるカットである。駒ヶ岳を取り込めば、この画角になる。

それから長く続く裾野を往く区間で外界から隔絶されているように見えるのだが、右の樹林帯の向こうには国道5号線が走り、実はそこにサンクスの駒ヶ岳店が所在していて飲み食いに困らぬポイントでもあったのだ。それは林の中の小径を抜けて5分足らずの距離であった。
開店時期はわからないが、1988年には既に存在していて、それはコンビニのほとんどが24時間営業化するのと同じ時期であり、並行してルーラル地域への進出も進められたものと思われる。

[Data] NikonF4s+Distagon 28mm/F2.8(with Adapter) 1/250sec@f8 Non filter Tri-X(ISO320) Edit by PhotoshopCS3 on Mac.
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