"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

豊浦 (室蘭本線) 1989

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ここに豊浦で記事を書くのは、これが10回目になる。
けれど、その10回とも写真のセレクトは同一日/同一セッションでの撮影は疎か、同じ一連の撮影ツアー時のものとも重複させていない。ここへは、それだけ通ったのである。
実際に、弁辺トンネル出口から駅構内で第二茶志内トンネルに至るまでの4キロ足らずの区間に、多くのポイントが連なって飽くことの無かった。それは、噴火湾への緩やかな傾斜面の中腹を線路が通過し、視点位置の高低や遠近に足場の事欠かぬからだろう。

最も駅から遠いポイントは、国道37号線が豊泉へ向かって高度を上げて往くあたりに所在するドライブインである。40分程の歩きで到達するけれど、国道は坂道が続いて、後年にはタクシーで往くことにしていた。
そこでは長居することもある故、お作法としては、まず店で食事なりコーヒーをオーダーし、会計の際に敷地での撮影を願い出ることになる。
この「ドライブインみさき」の御主人には、いつも気持ちよく許可を頂いて感謝している。眺望の側とは店の裏手であり、客の視界を邪魔せぬよう、その横から或は斜面を降りてこっそりと撮らせて貰っていた。
10年程前に店内を改装したのだけれど、その2000年代の施工とは思えぬインテリアは、レストランでも食堂でも無い「ドライブイン」の矜持と見れば正解である。80年頃には既に品書きに在った「帆立焼飯」が、近年では豊浦名物の「ホタテめし」として人気と聞いている。道南自動車道の開通している中での盛業は喜ばしい。

写真は、貫気別川橋梁からのR600曲線を回り込む4096列車、梅田までの高速貨物列車Bである。対向しているのは、5009D<北斗9号>。

背景は豊浦市街地の国道より上側の斜面になる。一番高いところにあるのが豊浦中学校。海面から100メートルを越え、ここの校庭からの眺望も素晴らしかった。今、ここはシュタイナー学園のいずみの学校になっている。

[Data] NikonF4s+AiAFNikkor180mm/F2.8ED 1/500sec@f5.6 Fuji SC52filter Tri-X(ISO320) Edit by PhotoshopCS3 on Mac.
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