"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

音別 (根室本線) 1982

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ご承知のとおり、春先から秋の初めまで、襟裳岬より根室半島に至る太平洋岸は霧に包まれる。釧路地方気象台における観測によれば、特に6月から8月各月の霧日数は16日間を越えて、つまり半月は霧の日が続くのである。
特徴的なのは、これは移流霧と呼ばれ、この沿岸にて生じたものではなく、海上遥か三陸沖方面にて発生し南風に押し出されてやがてここに到達するものらしい。だから、朝に限らず昼でも夜でもそれはやって来る。

この霧を撮りに通ったことは前に書いた。→尺別 (根室本線) 1993 / 音別 (根室本線) 1986
霧の中に立てばすぐに気がつくことだが、沿岸に居座ったようなベタ霧でも、その中での濃度は一定ではなく気流の関係なのか濃淡を生じている。周囲数メートルしか視界の無いホワイトアウトもあれば、霧中に隧道のごとき空間の立ち現れることもある。この隧道が鉄道線路に合致して、それを列車がくぐり抜けぬものかと、幾度もそこに立ったけれど、ついに巡り合えずに終わっている。

この日も、夜行<まりも3号>を早朝の音別に降り、音別町の墓地のある丘の先端で三本の下り貨物に立ち会うも、想い描くカットは撮れずに駅へ戻っている。
写真は、その途中音別川橋梁での1451列車、浜釧路への特急貨物列車Cである。
時刻は10時近いのだが、移流霧には朝から状態の変化は無い。それは、白糠を16時の<狩勝4号>に乗車するまで変わらなかった。

[Data] NikonF3P+AiNikkor105mm/F1.8S 1/250sec@f5.6 Fuji SC48filter Tri-X(ISO320) Edit by CaptureOne5 on Mac.
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