"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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北浜 (釧網本線) 1968

kitahama_07-Edit.jpg

近年の日本における「海水浴場」とは、都道府県が条例によって定義し、市町村がそれに従って指定した海域/海浜を云う。曰く、「遊泳者の利便のための施設とその水難事故の防止の環境の整備と一定の管理」が条件であるらしい。すなわち、自治体管理のそこには、脱衣所/シャワー設備や飲食施設が常設され、監視員なりライフセイヴァーが常駐している。
対して、「海水浴適地」と呼ばれる海域もある。文字通り海水浴に適した遠浅の海岸であったり、岩礁ではあるものの、条例の定義からは外れるものを指すようなのだが、その法的根拠は曖昧である。

前年の訪問で北浜にオホーツクを見て、その前浜は海水浴適地に思え、この夏にはそれを兼ねての撮影を目論んだのだった。その海に対する知識など無くて、海水浴と云えば張碓/蘭島の海岸しか知らぬ頃である。盛夏と云うに人気の無い海岸は、そのとおりに1分と浸かっていられない冷たい海であった。
それでも、小石混じりの砂浜に寝そべれば風も心地よく、持参の固形燃料にて湯を湧かしてコーヒーを淹れ、汽笛の聞こえればその場でカメラを構えて半日を過ごした。

このカットも、砂浜に腹這いになったままで撮っている。
列車は1693列車、網走からの釧路操車場行き。石油タンク車は北見からの継送で返空回送である。

さて、そこには真水の設備なぞ無いゆえ、そのまま駅へと戻り水道の借用を申し出た。駅員氏は呆れ、そして苦笑して云ったものである。「ここで泳ぐ者などいない」。
井戸水と思われたそれは、海水より遥かに温かかったのを覚えている。
水温のせいばかりでなく、北浜の待合室にはあまりに場違いで、確かに、ここは「海水浴適地」ではなさそうなのだった。

[Data] NikomatFT+P-AutoNikkor135cm/F2 1/250sec@f8 Y48filter NeopanSS  Edit by CaptureOne5 on Mac.
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コメント

北浜の砂浜

こんばんは。

30年前の夏、ホームの目の前の砂浜で、寄せては返す波を眺めながら次の列車を待った
長閑なひと時を思い出します。
時間だけはたくさんありました。
海に入るという発想は皆無でしたが。

  • 2012/11/22(木) 01:19:03 |
  • URL |
  • 風太郎 #ORZvdv76
  • [ 編集 ]

こんにちは

昔々は 鱒浦のほうに海水浴場があったのだそうですよ
それでも海水浴といえば「足首まで」で・・・泳ぐではなく、海遊びですね(^^;)

北浜、私が住んでいたころにはもう駅員さんはいなくて、軽食喫茶のある駅でした それでも今よりもっとマイナーでたたずまいはもっと静かだったです

  • 2012/11/22(木) 15:29:34 |
  • URL |
  • Jam #-
  • [ 編集 ]

Re: 北浜の砂浜

こんばんは。

この頃は、ガキでしたから「夏に海」とあれば入りたくなっちゃうんですね。
入ってみなきゃ分からないのですが、
ここは、水温の低いばかりでなく、急激に深みへと傾斜していました。
やはり、泳いではいけません。

  • 2012/11/22(木) 22:28:39 |
  • URL |
  • Wonder+Graphics #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんばんは。

やはり在ったのですね。
この当時、網走近辺で「海水浴場」の案内表示を見たような覚えがあるものの、
思い出せなかったのです。
前に書いたことありますが、道内と内地での海水浴のお作法はだいぶ違うのですね。
この頃は札幌在住でしたけど、
そんなこと構わずに「夏に海」となれば飛び込んでました。
たたし、「オホーツク海は除外する」と学習したのが、これです。

  • 2012/11/22(木) 22:44:32 |
  • URL |
  • Wonder+Graphics #-
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