"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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仁山信号場 (函館本線) 1972

niyama-Edit.jpg

これは、滝の沢トンネルへ20.8パーミル勾配を登る125列車、札幌行きである。
実を云えば、画角中央に函館山を見るはずだった、これは恨みのカットなのである。

今でもそうであるように、途中駅の無い藤城線と異なり、仁山回り線は上り列車専用線とする訳には往かず、普通列車には下りも設定されていた。けれど、無煙化を翌年に控えたこの時期に、ここを登る蒸機牽引列車は僅か2本に過ぎなかったのである。
藤城線は七飯のあたりで幾度か撮っていたが、仁山回り線の未撮影に気がついて、72年冬の渡道にそれを組み込んだのだった。上り列車の車窓に、それが滝の沢トンネルを出るあたりから遥かに函館山を望むのを記憶していたゆえ、ロケーションはこの区間と決めていた。
この日、仁山信号場に下車して線路を大沼方に歩くと、トンネル入口側抗口の上部に登れそうな斜面を見つけたのである。
かなりの急斜面のそこは、予想通りに函館山を遠望して眼下に線路を見るポイントであった。
ここで、午後の125列車を待ったのだけれど、その直前になって直線距離で約20キロメートル余りは、僅かな風雪にて遮られてしまったのだった。

致し方なく、ここへは無煙化直前に再撮影を試みるも、無雪期のそこは草木に覆われて、とても登坂の叶うものでなく、結局のところ函館山の見えぬままにここでの蒸機撮影は終わってしまっている。
故に、これは恨みのカットなのである。以来40余年を経ても、列車通過のつい1分前まで遠望していた函館山を思い出す。

仁山へは、近年では2007年に下車しているが、道道96号線からの取付け道路が舗装路になっていたり、近隣にリゾートホテルが開業したりしているものの、構内や周辺の雰囲気はこの当時とさほど変わっていない。
その前後区間は、ロケーションは良いのに足場の無いのも同じである。

[Data] NikonF+P-AutoNikkor50mm/F2 1/250sec@f8 Y48filter NeopanSSS Edit by PhptpshopCS3 on Mac.
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