"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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常紋信号場 (石北本線) 1984

jomon_04-Edit.jpg

一頻りの秋色が去って、その葉の落ちる頃カラマツが色づいた。
狩勝新線の通る種畜牧場の牧草地の正確な区割りを標し、塩狩峠や常紋越えの落葉林を単色で染め上げる、この黄金色は冬の入口の色だ。
モノクロームで撮っていたから、黄葉紅葉の盛りを気にするでなく、ポイントへ人影の多いその時期を外して訪れる常紋の峠で迎えてくれるのは、いつもカラマツ林の黄金色だった。
印画紙に焼くと淡いグレーに仕上がるそれと、ダークに落ちる落葉林との対比が、ここの細い鉄路の晩秋の心象に似つかわしくも思えたのだった。その林縁で列車を待てば、風に揺れる枝先からその針の葉がさらさらと地面にこぼれ落ちて、やがて降り積む雪とのクッションになるのだ。

300メートル程の標高と、さほどに大きくは無い山越えだけれど、10月も終わりの常紋には放射冷却の朝ともなれば積雪と見まごう一面の降霜がある。朝日の中での黄金色とのコントラストは、この時ばかりはカラーフィルムでないのが悔やまれる程ではあった。
写真は、常紋信号場上り場内信号機に至る534列車旭川行き。
この列車については、常紋信号場-金華 (石北本線) 1984に書いている。

信号場は、1983年1月のCTC施行とともに要員無配置となり、本屋は取り壊されてその核心部を覆う巨大なスノーシェッドの設置により、大きく姿を変えていた。
仮乗降場としての客扱い廃止後も便宜的に認められていた、ここでの乗降も停車列車自体が減ったこともあって困難となり、金華からの徒歩が到達の手段であった。それでも、国道242号線を右へそれての信号場までの小径は、ピンと張りつめた冷気の中で心地よい歩きが楽しめた。

[Data] NikonF3P+AiNikkor50mm/F1.8  1/500sec@f11  Fuji SC52filter  Tri-X(ISO320)   Edit by PhotoshopCS3 on Mac.
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コメント

こんにちは

このところ朝晩も日中も寒くて 夜はもう毛布の上に掛け布団がないとねむれません
おかげで紅葉が急ぎ足です・・・きれいな色に染まるといいんですが

一瞬で見頃が終わる秋もいいですが急がされるような気がして 
そのあと雪が降るまでのカラマツはトロい私をゆっくり待っていてくれるので好きです

カラマツのやわらかそうな あの黄金色が・・・お写真拝見してよくわかります 本当に素敵です

カラマツの季節の常紋には縁がなく行ったことがありません
ひと目・・・とは思うのですが・・・

  • 2012/09/23(日) 18:30:57 |
  • URL |
  • Jam #-
  • [ 編集 ]

こんにちは。
コメント、ありがとうございます。

子供時代を過ごした手稲の山にもこれが在って、
凛とした黄金色で降雪を待つ姿が好きでした。

常紋も塩狩も、峠道には晩秋の景色が似合います。

  • 2012/09/24(月) 12:44:38 |
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  • Wonder+Graphics #-
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