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"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

豊浦 (室蘭本線) 1990

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豊浦をして、「北の湘南」と修辞するむきがあるが、言い過ぎだと思う。
本家の「湘南」も困ってしまうのではないか。
むしろ、英仏海峡に面したノルマンディ地方の海岸の町のイメージだ。
これも、言い過ぎか。

いや、実際に、南の噴火湾に向かって開け、後背地の山林へと緩やかに傾斜する市街地は、大きくもなく寒村でもなく、サンルームのあるこじんまりした一軒家で、隠れ住みたくなる魅力がある。
噴火湾からの漁獲があれば、バックヤードでの野菜や酪農に畜産物もある。ノルマンディならフランス料理屋のひとつやふたつあってもおかしくはない。
知らないだけで、海岸町か幸町あたりの住宅街のどこかに、もうひっそり営業しているのかもしれない。
そう思わせる雰囲気は、ある。

撮影のポイントも、突然に噴火湾を見下ろす弁辺トンネル出口から貫気別川橋梁の築堤区間、駅を経て茶志内トンネルとチャストンネルの間でかいま見る三番磯の岩礁と、海岸線からも俯瞰でも、子育観音への道すがらでも、選ぶに事欠かない。

写真は、貫気別川橋梁下り方のR604曲線。長万部起点35Kの甲号距離標付近になる。
これなら、豊浦でなくとも、と思われるかもしれないが、R600程度以下の半径の曲線で、そのアウト側に足場があり、かつ線路近辺が開けて障害物がなく、さらにバックが空に抜けない、と言う条件の揃うポイントはそうあるものではない。
<北斗星>系統の輸送力列車であった<エルム>は、88年の夏臨から運転を開始した。当初は通常のサイズのヘッドマークを掲げていたが、すぐに、道内夜行や宗谷線気動車急行と同サイズのものに替えられてしまった。機関車に、この大きさは似合わない。

[Data] NikonF4s+AFNikkor180mm/F2.8ED 1/500sec@f8 Fuji SC42filter Tri-X(ISO400)
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