"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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奥白滝 (石北本線) 1977



当時は、現代と異なり地域の情報はなかなかに得難かった。
未訪問であった石北峠の区間の撮影を目論んだのは、77年の正月も過ぎた頃。峠の頂上近い上越が信号場に格下げされ、時刻表から消えたのは承知していたので、撮影のベースは必然的に奥白滝と決めていた。
遠軽からの一番列車に乗り遅れ、次の列車が白滝止りのため、ここからタクシーを手配して向かう算段であった。

行き先を聞いたドライバーは首を傾げながら走り、降ろされたのは、両側を背丈よりはるかに高い雪の壁に囲まれた国道上。そして、彼は、駅はこの向こうだ、と告げたのである。
ここで、始めて、この駅に乗降客のいないことを知った。

半ば凍り付いた雪壁をよじ登れば彼方に駅を認めるものの、カンジキの装備もなく、上り方の雪に埋もれた踏切をもがきながら突破して線路伝いに辿り着いた駅舎は、すっぽりと雪に埋もれ、ストーブを期待していた待合室は除雪用具の置き場と化していた。
詰めていた駅員達は、道路経由の訪問者におおいに驚き、駅務室に招き入れお茶をごちそうしてくれたのだった。
入場券を所望すると、冬期間に販売の望めないためか乗車券箱は金庫に格納されており、ここから大切そうに取り出してくれた。
さらに、この駅の売り上げに貢献したくなり、数日後に乗車予定であった札幌から釧路までの急行寝台券を申し込んで撮影に向かった。料金補充券の設備がなく、出札補充券で代用されたそれは、奥白滝駅発行の貴重な記録として今も手元にある。

肝心の撮影だが、石北トンネル出口までの区間。
あまりに山深く、かつ沿線の斜面は針葉樹が密生し、適当な足場を見つけることは出来なかった。
写真は、起点73K付近にあった列車監視台から撮っている。
列車は、522列車。この客車2両の後には荷物車郵便車が4両続く。

[Data] NikonF2+AiNikkor105mm/F2.5 1/250sec@f8 Y52filter Tri-X(ISO320) Edit by Capture One 5
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