"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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富浦 (室蘭本線) 1984



海岸線に沿う鉄道を、海前景にて撮影するのは、湾曲した海浜や港湾の突堤などを利用すれば比較的容易だ。しかし、これを俯瞰しようとすれば海に突き出した岬上部への登頂となる。

室蘭本線は、その海線区間で岬の鞍部を隧道で通過する区間が三カ所ある。起点側から礼文-大岸間のチャス岬、有珠-長和間でのエントモ岬、そして富浦-登別間に存する蘭法華岬である。静狩から礼文の区間や本輪西付近も広義に解釈すれば、そのひとつかも知れないが、海を前景とした撮影の足場にはなりそうにない。

チャス岬は、付近の集落から登坂するけもの道のごとき小道が存在したが、近年豊浦町にて町道から直登する階段道が付けられ、上部は「カムイチャシ史蹟公園」として展望台や遊歩道が整備された。ここからの俯瞰写真をご覧になった方は多いと思われる。
エントモ岬は、岬全体が私有地で、海側から上部への道路が、かつても現在もある。国道からのアプローチも容易だ。もっとも、撮影ポイントとしては、エントモトンネル入口側柴田踏切付近のR600曲線の方が高名だろう。

さて、蘭法華岬だが、岬先端部の標高が60メートルを越える大きな岬で室蘭本線の蘭法華トンネルも延長322Mと長い。その分、海側には急峻な崖が続き、付け根部を横断する国道からのアプローチに小道もない。現在では、岬の所有者による利用の都合からか国道の切取り部を登る車道が付けられているが、かつてはこれさえもなかった。

写真は、この蘭法華岬から富浦方の俯瞰である。84年夏の度道の際に、車窓から岬を覆う樹林帯に視界の取れそうな「隙き間」を見つけ、実行したものだ。
その景観は期待通りであったものの、ここへの到達の困難さは、長く記憶に残る。
列車は、5261列車。萩野へのチップ輸送専用列車である。
盛夏ゆえ、海岸や岩場に遊ぶ人々の姿がある。

[Data] NikonF3+AiNikkor50mm/F1.4 1/500sec@f8 Y52filter Tri-X(ISO320)


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