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"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

上野幌-北広島 (千歳線) 1993



苗穂から北広島へ至る間の千歳線の旧線は、札幌市南東部の丘陵地帯の通過に勾配と小半径の曲線が連続し、運転に補機を要していた。
撮影する側から見れば申し分の無い線形なのだが、樹林帯を縫うように走るため「引き」が取れず、誠に撮りにくい区間であった。幾度か訪れたものの、北広島付近の一部を除けば線路際からのカットばかりが手元にある。
現在の新線は、曲線こそ少なくなったが、勾配緩和にて、高架で開業した新札幌から29メートルの施工基面高を確保したため、築堤や橋梁が連続してだいぶ撮り易くなった。

この新旧線切換は、1973年9月9日の日中に行われたゆえ、切換日や新線の開業日は同日で良いのだが、旧線の廃止日もあらゆる資料で同日となっている。9日にも旧線経由の列車は運転されたので、10日とすべきと思われるが、国土交通省の公式記録がそうなのであろう。
また、切換は北広島方から順次行われて来ており、手元に資料がないが、新旧線交差地点から北広島までの輪厚橋梁を含む区間は、1969年の10月には使用を開始していたはずで、この日の切換は同地点以北区間だ。これも記録には反映されていない。
以前、この新旧線交差地点の切換を短時間でどのように施工したのか興味深い、といった内容の記述を鉄道誌に拾った記憶があるが、工事は2次に分けて行われ同地点で新旧線を接続したのみ、というのが正解である。

上野幌-北広島間のほぼ中間にある椴山跨線橋は、国道37号線から旧線西の里信号場苗穂方にあった踏切道に至る小道に新線建設に際して設けられたもので、双方からの10パーミル拝み勾配のサミットに位置し、上方にR800、北方にR1000の曲線を見通す。
写真はR800曲線側で、現在の千歳線では、これが最小半径曲線である。如何に線形が改良されたか解る。
列車は、8002列車。<トワイライトエクスプレス>ではなく、同列車用の編成を使用し同じスジで運転された団体臨時列車である。
仔細に見るとヘッドマークがない。

なお、本区間最良とも思えたこの地点であるが、上り線(下り列車運転線)側の機関車近傍に僅かに見える樹木が成長し、2010年現在、このアングルでの撮影は出来ない。

[Data] NikonF4+AFNikkor180mm/F2.8 1/500sec@f4 Y52filter Tri-X(ISO320)





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