"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

平糸-別海 (標津線) 1977

Bekkai_ES-Edit.jpg


根釧台地上に敷設された標津線は、落葉樹林の原野とそれを切り開いた酪農地帯とが交錯して、似たような車窓がどこまでも続く。
厚床線と通称された中標津から厚床に向かう路線に、その感が強い。
それは、沿線の何処に立っても同じような写真の撮れることであり、事実そうなのだった。
しかし、この沿線を特徴づけるサイロのある風景を放牧地越しに、引きの在る画角で捉えようとすれば、それは在る程度限定された。

列車からのロケハンで「あたり」をつけて五万図にプロットし、最寄り駅にて下車、その地点を目指すのだが、放牧地への農道が地図に全て記載されるでなく、当てずっぽうに入り込んでは歩き回るしか無かった。
ここは、「あたり」の場所に辿り着けぬうちに、偶然達したポイントである。
夕闇の迫る光景は、それを待った訳ではなく、日中の列車をその間に逃してしまったからに他ならない。

この翌年の再訪で、この場所への再到達を目指したけれど叶わなかった。その農道もまた、何処も似たような風景なのだった。

列車は、355D中標津行き。
キハ22の2両編成は、この当時でもここでの最長組成である。

[Data] NikonF2A+AINikkor50mm/F1.4 1/60sec@f1.4 Non filter Tri-X(ISO320) Edit by CaptureOne5 on Mac.
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コメント

根釧原野

こんぱんは。

私も行きましたよ。平糸近辺。1981年の夏でしたか。
おっしゃる通り、あまりに漠とした原野で、イメージした「地平線の風景」もありそうでない。
そのうちどっちを向いているのかも分からなくなるような場所。

道東特有のガスまで出て来てロクな写真が撮れませんでした。リターンマッチしたいときには既に無く。

この写真はいい場所見つけられましたね。

  • 2012/05/26(土) 01:10:52 |
  • URL |
  • 風太郎 #//YIr9Fk
  • [ 編集 ]

Re: 根釧原野

風太郎さん好みの線区がなかなか出て来なくてすみません。

車窓から見つけたところは、もっとサイロが線路に近いポイントだったのですが、
どうしても、そこへのルートがみつけられなくて歩き回るうちに、この景色が見えました。
そう、その濃霧があるので、冬を選んで行っていたのが標津線でした。

  • 2012/05/27(日) 12:27:40 |
  • URL |
  • Wonder+Graphics #-
  • [ 編集 ]

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