"Monochromeの北海道 1966-1996" そして Ektachromeの頃

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初山別 (羽幌線) 1984

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羽幌線は、冬にばかりの鬼鹿に対して、初山別へは夏場にも通っている。それも、わざわざ最混雑期を選んで渡道していた。
その訳は、宗谷方面客車急行の増結運転もさることながら、夏の観光シーズンに運転されていた札幌-羽幌間の臨時急行<天売>が、この旧盆時期に限って羽幌以北を延長運転するゆえであった。そのキハ56/27による4両組成は、この頃ここでの最長編成である。

深川からでも130kmの初山別はスケジューリングの難しいところで、定番は札幌からの<利尻>を早朝の幌延で捨て、羽幌線の上り始発へ乗継ぐことだった。これなら、上りの急行<はぼろ>から撮影に入れるのだ。
ここでのポイントとなれば、初山別 (羽幌線) 1977で記事化した通称-金駒内陸橋となる。
羽幌線をこのあたりまで北上すると、鬼鹿近辺での海岸段丘上の低木は姿を消して一面が熊笹に覆われる。しかも、それは強風のせいか丈の伸びず、視界を遮ることなく登坂の妨げにもならない。段丘上のいずこも撮影ポイントになり得るのだった。

写真は、金駒内川河口で隔てられた北側の段丘上部から撮っている。ここからだと金駒内陸橋の全長を見通すことが出来た。振り返れば、海岸段丘の迫る海岸線が緩く弧を描きながら遥か彼方へと視線を導き、その先に利尻岳を微かに認める。盛夏とは言え日本海を渡り来る風に秋風の冷たさもあって、熊笹の揺れる音を聞きながらの長過ぎる列車間隔は心地よい時間だった。
列車は、もちろん目当ての8803D<天売>である。札幌から滝川までは401D<狩勝1号>に併結、上りの8804Dは全区間単独運転と記憶している。
キハ22が2両か単行で走るこの区間でのキハ56/27は、それだけで優等列車の貫禄十分である。
しかし、天売島/焼尻島への観光客輸送の主体は、とっくに冷房の効いたバスに移っており、この列車の設定もこの翌年が最期となった。

余談だけれど、羽幌線はここよりさらに北の遠別付近で車窓に水田を見る。北緯44度43分。稲作の北限と言うが、熊笹の丘と牧草地との共存は不思議な光景だ。

[Data] NikonF3P+Ainikkor180mm/F2.8ED 1/500sec.@f8 FujiSC44filter Tri-X(ISO320) Edit by PhotoshopCS3 on Mac.
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コメント

急行列車好き

  • 2012/08/11(土) 10:56:56 |
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  • 永江聡 #-
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